ローカルファースト財団副理事長を務める杉本洋文氏が教鞭をとる、東海大学工学部建築学科「建築設計論2」では授業の一環として、公開発表会
「交差点をデザインする!
  -茅ヶ崎のストリート文化を発信する複合コミュニティ施設-」

を開催します。

開催日
2015年12月21日(月)
会 場
茅ヶ崎商工会議所 4階ホール access»
時 間
13:30 ~ 17:00
参加者
指導教員3名、大学院生1名、学生33名ほか一般の方や専門家など
設計授業
建築設計論2・同演習課題発表会
指導教員
杉本洋文氏(東海大学教授)、上田至一氏(建築家)、長谷川祥久氏(建築家)
ティーチングアシスタント
井上大輔氏
主 催
東海大学工学部建築学科
協 力
茅ヶ崎商工会議所、ローカルファースト研究会

テーマ

 湘南海岸の中心に位置する茅ヶ崎市は、温暖な気候と良好な海岸を有していることから、東海道線南側のエリアにはかつて療養所や別荘が多数立地し、保養・レクリエーションの街として発展してきました。その後は別荘地の周りの農地が開発され、低層の良好な住宅地を形成した住環境都市となりました。しかし、その開発は自然発生的に行われてきたため、主要な幹線道路が少なく、多方向に交差する路地が迷路のように入り乱れています。さらに、道路の幅が狭いために開発ができず、空き家の事例も増え、それらが放置されることで住環境の悪化が起きています。
 茅ヶ崎市の街路の中でも“メインストリート”と言えるのは、国道136号線や鉄砲道など東西に横切る4つの幹線道路と、サザン通りや雄三通りなど南北をつなぐ5つの幹線道路であり、それぞれの街路では住民自らが自宅のガレージを使っておしゃれなカフェやセレクトショップを手づくりし、趣味のサーフィンやビーチスポーツを楽しむなど、カリフォルニアのリゾートを彷彿とさせる茅ヶ崎独自のライフスタイルが展開されています。
 講義「建築設計論2」では、茅ヶ崎の街を歩き、ストリート文化をグループでリサーチし、その特徴や課題を抽出・把握しながら、2つのストリートが交差する場所をプログラムに沿ってデザインすることを設計課題としています。
 当日は、茅ヶ崎のストリート文化をより強化し、市民のライフスタイルを表現し、地域コミュニティの形成と交流人口の創造に寄与する市民の活動拠点などを提案する予定です。

プログラム

  1. コミュニティに関する施設(子育て・介護・学童保育など)
  2. 交流施設(カフェ・ギャラリー)
  3. 湘南スタイルの暮らしのできるスタイルの住宅(4件以上)
  4. ストリート文化を取り込んだ自由提案(ポケット広場・自転車ターミナル・店舗・工房・ギャラリーなど自由に提案)
  5. 自由提案