
9月16日(水)18時より茅ヶ崎市民文化会館にて、「なぜローカル経済から日本は甦るのか」や「地方創生:創生戦略論」等の著書で知られる株式会社経営共創基盤(IGPI)代表取締役CEO 冨山和彦 氏を講師に迎え、「ローカル経済から日本をつくる~地域との共創から見えてきた未来~」と題して、「第4回ローカルファーストシンポジウム」を開催いたしました。

冨山氏は数多くの企業の経営改革や成長支援に携わった豊富な経験から、経済を“Gの世界(グローバルの経済圏)”と“Lの世界(ローカルの経済圏)”に分けることで、互いの役割を再認識するとともに今後のローカル経済には「新陳」と「代謝」の促進、そしてそれに伴う「労働生産性」と「賃金の上昇」が必要になるという考えをお持ちです。

例えばアメリカやフランス等の労働生産性を日本のそれと見比べると日本にはまだまだ発展の余地があり、そしてその発展は実際に生活している地域(ローカル)という単位で行われることが必要で、それは “Local First” であると同時に “Local Must” である、と冨山氏は熱く語ってくださいました。

講演に続いてパネルディスカッションが行われ、茅ヶ崎市長 服部信明 氏、茅ヶ崎市青年会議所理事長・くまじ株式会社代表取締役社長 岩澤あゆみ 氏、そして講演に引き続き冨山氏の3名をパネリストに迎え、コーディネーターはローカルファースト財団理事長の亀井信幸が努め、直前の講演をもとにそれぞれが「実践者としての立場」から「ローカルファースト」を考える場となり、多くの新たな気付きが生まれました。

当日の会場運営には、昨年の「Local First MAP」制作に始まり、様々な活動に積極的にご協力くださっている「文教大学国際学部」の学生にもお手伝い頂き、また今回も400名を超え立ち見が出るほどの方々にご参加いただくことができ、加えて数多くの方がアンケートにもご協力いただけるという大変ありがたい状況の中、第4回シンポジウムを終えることができました。
ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました。
次回は2017年2月16日(木)、同会場にて、中心市街地の活性化の第一人者として知られる、高松丸亀商店街振興組合理事会長 古川康造 氏を講師に迎え、「第5回ローカルファーストシンポジウム」を開催する予定です。どうぞご期待ください。